思春期のにきび、あるいは大人にきびに悩む人も、一刻でも早くにきびとさよならしたいという願いは共通していることと思います。にきび対策の基本は、毛穴をつまらせないこと、皮膚を刺激しないこと、つまりはにきびを作らないようにすることです。そしてもしにきびができてしまっても、痕を残さないようにケアすることが重要なのです。にきびの原因となる古い角質や皮脂を毛穴につまらせないためには、適切なスキンケアが必要です。ここでは、にきび対策としての洗顔のポイントを何種類か挙げてみましょう。

●洗顔料は十分に泡立てる
●皮脂の多い部分から洗う
●十分にすすぐ
●拭き取る際には柔らかいタオルを優しく押し当てる

洗う時は皮膚を刺激しないように心がけてください。ポイントは「泡で洗う」ことです。石けんや洗顔フォームは、泡立てることによって洗浄力がアップし、皮膚への刺激を抑えます。洗顔料は油分の少ないタイプや、にきび専用のものを使うとよいでしょう。皮膚への刺激を避けるためフェイスブラシは使わずに、洗顔後はタオルで水分をこすり取らないように気をつけます。

皮脂や古くなった角質を取り除くために、洗顔は欠かせないお手入れです。1日2回、朝と晩に洗顔し、汗をたくさんかいたりほこりで汚れた場合などは、水洗いだけでもよいのでその都度洗い流すようこころがけてください。また、必ず洗顔後の保湿も行なってください。皮脂が多いからと言って保湿をしないでいると、皮膚のバリア機能が衰えて炎症を起こしやすくなってしまいます。油分を補給するのではなく、水分を補給するために保湿性の高い化粧水や美容液を使って、潤いのある肌にしておきましょう。

若い頃はにきびができるのは仕方ないとあきらめている十代、二十代の人、今更にきびができてしまったと大人にきびに悩む三十代、四十代の人…にきびの程度の差はあれど、なにかしら自分でケアはした方が良いでしょう。

にきび対策の基本としては、毛穴の詰まりを防ぐことと、皮膚への刺激を与えないことです。初期の段階のにきびは、正しいケアで肌を清潔にしておけば治ることもありますが、逆に刺激することによって炎症を起こしてしまい、周りの組織が破壊されるという悪化の道を進む場合もあります。

せっかくスキンケアで肌をきれいにしても、にきびを気にするあまり指で触ったりすると炎症を起こしかねません。にきびを触るつもりはなくても、頬杖をついたりするのも同じことです。また、髪の毛が肌にあたるのも刺激になりますので、髪を束ねたりピンでとめるなど、顔に髪の毛が触れない工夫をしてください。また、髪の毛にシャンプーやリンス液が残らぬよう、十分にすすぐことも大切です。

化粧をする場合は、油分が少なく洗顔料で簡単に落とせるタイプのファンデーションを使うとよいでしょう。必要以上ににきびに触れないためにも、重ね塗りは避けたほうがよいでしょう。にきびができない目や唇にはいくら化粧をしても構わないので、周囲の視線をにきびから逸らせるためにも積極的に取り入れてみてはどうでしょうか。

直接にきびに刺激を与えること以外にも、睡眠不足やストレスもにきびに悪影響を及ぼすことが確認されています。睡眠不足やストレスの多い状態が続くと皮脂の分泌量が増え、皮膚が脂性に傾きます。徹夜明けに肌が脂っぽいという経験はありませんか?にきびを悪化させないためにも睡眠は十分にとり、上手にストレスを発散するようにしてください。

太陽がさんさんと照りつける真夏だけでなく、紫外線は毎日の生活の中で私たちの肌をじわじわと攻撃し続けています。紫外線の悪影響は、日焼けによるしみ・そばかすなどの色素沈着、そして皮膚がんの原因の一つにもなっているといわれていますが、にきびについても例外ではありません。

にきびは毛穴が皮脂や古くなった角質によってふさがれ、その部分に脂が蓄積されてできるのですが、それには活性酸素が大きく関係しています。にきびはからだの内外からの活性酸素によって発症そして悪化する、いわば活性酸素病なのです。そして紫外線も活性酸素を生じているため、できてしまったにきびが紫外線を受けると炎症を起こして赤にきびへと発展していくこともあるのです。

また、にきびの炎症の原因であるアクネ菌、いわゆるにきび菌は、紫外線を感知すると増殖するとともに「ポルフィリン」という毒素を作り出すため、さらににきびが悪化してしまうそうです。南国で生活する人々はにきびの発症率が高いという話もありますが、これには紫外線が大きく影響しているということでしょう。

したがって、にきびのできやすい肌には特にUVカット剤が必要になってきます。しかしUVカット剤に含まれている油分が毛穴を詰まらせてしまい、にきび対策としてはかえって逆効果になってしまう場合もあります。一般的にはSPF値の高い日焼け止めには油分が多く含まれる傾向にあるので、SPF15~20くらいか、もしくはオイルフリータイプを使用すると、にきびの悪化を最小限に抑えられるでしょう。

普段メイクをしている女性の方は、例えばファンデーションを塗るスポンジなどはどれくらいの頻度で洗っていますか?週に1回洗っている人もいれば、ほとんど洗っていないという人もいると思います。何日も洗わないままずっと使い続けているファンデーションのスポンジを電子顕微鏡で見たところ、数多くのアクネ菌がうごめいていた、という話があるそうです。

アクネ菌とは誰にでもある常在菌なのですが、にきびの炎症とは深く関係があり、角栓のできた毛穴のなかで皮脂を食べて繁殖し、ますますにきびを悪化させるという非常に面倒な菌でもあるのです。そのアクネ菌が自分のメイク道具にウヨウヨとうごめいている様子を想像すると鳥肌が立ちませんか?もちろんファンデーションのスポンジやパフだけでなく、ブラシなどにもアクネ菌は付着しています。

自分自身にもアクネ菌は存在するのですが、にきび肌の人の化粧道具を借りることで更にアクネ菌が増えてしまう可能性があります。にきびがうつる、というと少し響きが悪いですが、やはり他人の化粧道具を借りて使うことは避けたほうがよいでしょう。

自分のメイク道具も、とくににきびができやすい部分に触れるスポンジなどは、最低でも3日に1度程度は洗うように習慣づけたほうがよいでしょう。うごめくアクネ菌を想像すると、毎日でも洗いたくなってしまうかもしれません。せっかく洗顔や保湿でにきびケアに勤しんでいても、思いがけずメイクからにきびの原因菌を引き寄せていては、いつまで経っても治らないこともあります。

大人のにきびの原因には、毛穴の詰まり以外にも様々な要因が考えられますが、アドレナリンの急上昇により男性ホルモンのアンドロゲンが過剰分泌となり、肌がオイリーに傾くことでできる、いわゆるストレス性のにきびが多くあります。アドレナリンはホルモンの一種で、精神的や身体的に興奮状態になったときに急上昇します。

現代の働く女性には、上司との折衝や部下への指導、あちこちからかかってくる電話に食事の時間もとれなかったりと、アドレナリンがずっと出っぱなしという働き方をしている人が増えています。それに加え、疲れによって免疫力が衰えていたり、ターンオーバーが乱れて毛穴が詰まりやすくなっていることも、大人にきびができる原因となっています。

大人にきびを作らないためには、これらストレスをため込まず、上手に発散させる術を身に付けなければいけません。ストレスマネージメントは、大人にきびを防ぐるため、あるいはこれ以上進行させないための心得として欠かせないものです。現代ではストレスを避けて生活することはまず不可能です。どうせ避けられないのならば、自分で上手に解消していく方法を身につけるべきでしょう。まず生活習慣ですが、質の良い眠りにつくことです。時間は短くても構いません。とにかく深く眠ることです。

そして適度な運動を生活の中に取り入れることも大切です。深く眠るためにも、運動で体を適度に疲れさせておきたいものです。体を動かさないと、いつまでも睡魔が訪れずに気がめいってストレスになることもあります。

生活の中のアイディアとして、アロマテラピーなど好きな香りを取り入れることをおすすめします。部屋にお香をたいたり、入浴時に好みのアロマオイルをたらしてみることで、香りによって気持ちが癒されます。ストレスマネージメントをして、自分の力でにきび体質を改善しようという気持ちを大切にしてください。

鼻のあたまにあるポツポツを指でギュッとおして、アブラのかたまりを抜いた経験のある人はどれくらいいるでしょうか。経験した人はわかると思いますが、アブラのかたまりがごそっと抜けると気持ちが良く、くせになってしまう感覚です。角栓とは、このムニューッと出てきたアブラのかたまりのことで、皮脂腺から出てきたアブラと古くなった角質細胞が毛穴の中で混ざったものです。角栓があるだけでは炎症は起きませんが、にきびの原因になる場合もあります。

この角栓を自分で押し出すことは皮膚に負担をかけたり、毛穴からばい菌が侵入する可能性もあるため、一般的に良くないこととされています。しかし皮膚に雑菌が入らないように衛生面に気をつけて行なえば大丈夫、という意見も皮膚科医のなかではあるようです。安全な角栓の取り方という方法があります。それにはまず角栓をやわらかくしておく必要があるので、日頃から化粧水や美容液をつけたり、お風呂でていねいにマッサージするなどして角栓を柔軟化させておきましょう。

角栓が硬化したままでは、押し出すときに過剰な力が入って肌を傷つけてしまいます。十分に角栓がやわらかくなったら、コットンを狙った角栓の両サイドに置くか、指にガーゼを巻きつけます。そして両指で角栓を押し出すようにV字に圧力をかけます。慣れれば皮膚が赤くならない程度の力加減がわかってくるでしょう。

これを2~3日に1度程度行なうと、少しずつ毛穴も目立たなくなってにきびの予防にもなるでしょう。ただし赤く腫れたにきびの場合は、刺激すると活性酸素が放出されさらに悪化してしまいますので控えてください。炎症を伴ったにきびがあるときは、セルフケアだけで対処せずに皮膚科医の診察を受けてください。

にきびと聞くと、肌の上に赤くぽつりとした湿疹を思い浮かべる人が多いでしょう。実際ににきびで悩んでいる人は、そのように炎症を起こしているにきびがほとんどです。しかし、にきびにはいくつかのタイプがあり症状も様々で、程度も軽度なものから重度のまであります。ここではまだ炎症を起こす前のにきびである「白にきび」と「黒にきび」について説明したいと思います。

まず「白にきび」ですが、これは毛穴に「コメド」ができて、内側に溜まった皮脂が透けて見える状態を言います。この「コメド」とは、角栓が毛穴に詰まって皮脂の出口がふさがれてしまったもので、小さいブツブツが見えます。毛穴の周辺で角質層が厚くなり(角化)、毛穴に角質が詰まってしまい、これが皮脂と合わさって脂のかたまりのような栓になってしまうのです。

次に「黒にきび」ですが、これは皮脂が空気に触れて酸化し、そこにほこりや汚れなどを吸着して毛穴の表面が黒く見えるものです。黒にきびができる場所は、鼻の頭や頬に目立つことが多いのです。

白にきびも黒にきびも、まだこの段階では炎症を起こしていないので、早めに処置することで炎症を伴う赤にきびへの進行を予防することができます。そのまま自然に治ってしまう場合もありますが、アクネ菌が毛穴にたまった皮脂を栄養にして繁殖し、にきびを悪化させることもあるので侮ってはいけません。適切なスキンケアをこころがけ、にきびの悪化を未然に防ぎましょう。